この記事で分かるのは▼
- インデックス投資とは特定の指数と同じ値動きを目指す投資手法
- 特定の指数に連動した投資信託やETFを購入するのが一般的
- 月一回の定額積立などでドルコスト平均法と併用するのがオススメ

こんにちは、BOBO(@BOBO08192729)です。
僕は投資信託の長期積立投資を8年前から続けています。
そしてこの投資方法は、投資の世界ではインデックス投資と呼ばれています。
インデックス投資とは一体何なのか?
投資初心者にも分かるようにまとめてみました!
インデックス投資とは
インデックス投資とは、特定の指数(インデックス)と同じ値動きを目指す投資手法です。
指数とは?
指数というのは市場動向を示す様々な指標のことをいいます。
例えば以下のようなものがあります。
全世界の株価を示す指数
先進国の株価を示す指数
全米の不動産価格を示す指数
全米の債権価格を示す指数
日本の株価を示す指数
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上記はごくごく一部で、他にも無数の指数があります。
ニュースでよく見る日経平均も日本の株価を示す指数の一つですね。
下記のサイトで主な指数の一覧を見ることができるので確認してみてください。
ファンズアイ 主な指数一覧▼
https://funds-i.jp/funds-i/exponential/
指数と同じ値動きを目指すってどういう意味?
この指数というのは株・債権・不動産など様々な金融商品の価格に連動しているので、日々数値が変化します。
そして、資本主義社会は儲けを拡大し続ける仕組みになっています。
今日より明日、明日より明後日の方がより儲かるように、世界中の経営者や投資家が知恵を絞っているわけです。
結果として、指数の中には長い目で見ると右肩上がりになっているものが多くあります。
例として、下記はアメリカのTOP500社の株価に連動した指数「S&P500」の推移を示したグラフです。
-ボタンを押して長期のグラフを確認してみてください。
部分部分では下がっているところもありますが、10年単位でみると綺麗な右肩上がりとなっています。
S&P500は過去30年で12倍以上になっており、年率リターンに直すと+9.3%をマークしています。
指数に連動するというのは同じように年9.3%の儲けが出るように資産運用しようという考え方です(実際には年ごとに年率は異なり、その都度リアルタイムで指数のパフォーマンスをトレースします。もっと儲かる年もあれば、マイナスになる年もあります)
一方で、横ばいだったり右肩下がりになってしまう指数も多く存在します。
無数の指数の中で右肩上がりの指数を見つけ、その指数がこの先の未来も右肩上がりを続けると信じ、それに連動することを目的とした投資をインデックス投資と呼びます。
インデックス投資とアクティブ投資
インデックス投資とは異なり、指数より大きな儲けを出すことを目的とした投資のことをアクティブ投資と呼びます。
そしてインデックス投資をおこなう投資信託をインデックスファンド、アクティブ投資をおこなう投資信託をアクティブファンドと呼びます。
アクティブ投資はその名の通りよりアグレッシブな投資行動をとることで利益を最大化することを目的とする投資手法ですが、お察しの通りインデックス投資より難易度が高いです。
そのためアクティブファンドはインデックスファンドより高利益を目指しはするものの、必ずしもインデックスファンドの利益を上回るとは限りません。
運用に手間がかかるため、手数料も高めな傾向があります。
長期積立投資をおこなう場合、リスキーで高手数料なアクティブファンドよりも、手堅く低手数料なインデックスファンドでおこなうのがベターです!
インデックス投資は長期積立投資のお供
インデックスファンドへの積立投資は、利益を最大化する最も手堅い道と言えます。数十年単位の時間が掛かるという一点を除けば…
インデックス投資最大の弱点はとにかく時間がかかるという点に尽きます。
しかし、僕のように投資の目的=老後資金の確保という場合はこの弱点が問題になりません。
ご自身の投資目的と照らし合わせ、時間を味方につけられるのであればインデックス投資はとてもオススメの投資手法です!
インデックス投資は投資信託・ETFの購入が一般的
インデックス投資は具体的にどうやるのでしょうか?
費用対効果がもっとも高いのは、指数に連動する投資信託やETFを買うことです。
個別株などを無数に買うことでインデックス投資をおこなうことも理論上は可能ですが、手間を考えると現実的ではありませんw
これらの投信やETFはプロの投資家が指標に連動するように設計・運用してくれています。
各証券会社で毎月定額自動購入するサービスが提供されているので、一度設定してしまえば確実に資産を積み上げていけるでしょう。
プロに運用を任せるので多少手数料はかかりますが、長期的に右肩上がりの指数に連動するものなら積立金額+値上がり益によって複利で資産を膨らませることができます。
初心者には取引画面やアプリが見やすい楽天証券での口座開設がおすすめですので、これから投資を始めてみようという方は検討してみてください。
オススメの投資信託・ETF
インデックス投資で人気がある代表的な投資信託・ETFをご紹介します。
※特定の金融商品の購入を促すものではありません。投資はご自身の判断に基づき自己責任でおこなってください。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスという全世界株式インデックスに連動する投資信託です。
全世界なのでしっかり分散が効いており、純資産総額が高く、手数料も安い。
誰にでもオススメできる手堅い投資信託の1つです。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
S&P500という米国のTOP500社の株式インデックスに連動する投資信託です。
アメリカ一国の更に500社が対象ときくと、上記のオールカントリーと比較して分散が効いていないと感じるかも知れません。
とはいえ実はオールカントリーの6割は米国が占めている状態なので、世界株式はアメリカに大きく依存していています。
またS&P500の企業はアメリカだけでなく海外からも多くの収益を得ているので、世界経済全体の成長もある程度取り込めるとみられています。
今後もアメリカ経済が世界を牽引すると考える方は、米国株式の方がより大きなリターンを得ることができるかもしれません。
VTI
全米株式インデックスに連動するETFです。
これ1つで米国の企業約4000社に分散投資することができます。
長い金融の歴史の中でも、VTIは非常に安定して右肩上がりの上昇を続けているETFの1つです。
最近だとお笑い芸人の厚切りジェイソン氏がこのVTIに投資していることで有名になりましたね。
VOO
S&P500に連動するETFです。
eMAXISSlim米国株式のETF版ですね。
連動する指数は全く同じなので、投資信託とETF、どちらが自分に合っているか確認してから投資先を決定しましょう。
投資信託、ETFの説明については以下の記事もご覧ください。
この他にも色々な投資信託・ETFがあります。
ご自身のリスク許容度に応じて、ピッタリの商品を探してみてください!
ドルコスト平均法と併用するのがオススメ
ドルコスト平均法とは、特定の金融商品を常に一定金額、定期的に買い続けることです。
というか、上記で解説したように月一回定額購入し続けると、自動的にこの投資手法をとっていることになります。
この買い方をすると投信やETFが高いときは少なく、安いときは多く買うことができ、平均購入単価を抑えることができます。
つまり高い時に大量に買って損してしまうことを何も考えずに防ぐことができるわけですね。
長期積立でインデックス投資をするにあたって、その都度判断する必要がなく仕組みで対処できるこの方法はとても相性がよいのです。
ただし不況で含み損が出ているときに狼狽して売ってしまうとそれまでの積み重ねが台無しになる可能性があるので、そこでぐっとこらえる精神力は必要になります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
インデックス投資は数十年というスケールで定額積立し続けるというのが大前提になります。
5年後・10年後に含み損があっても、20年後に利益が出ていればOK。
そういう投資スタイルなのです。
インデックス投資のデメリット
このように手堅い戦法であるインデックス投資ですが、デメリットもいくつかあります。
時間がかかる
これは上記でも解説したとおりです。
遠い未来の利益を最大化する方法なので、それまでは投資による利益を享受しにくいという側面があります。
投資の面白さを感じにくい
これはメンタル面の問題ですね。
投資といえば個別株の取引をまず想像される方も多いと思いますが、狙った株を安く買って高く売り抜けるというのは投資の面白さをダイレクトに感じられるでしょう。
一方インデックス投資は、月一回の口座引き落としから投信・ETFの購入まで全自動ですから、特にやることがありません。
これに飽きたり不安を感じたりして、資金をあちこち動かしてしまったり、ハイリスクな投資に手を出して結局資産を減らしてしまう、ということにならないように注意しましょう。
指数が低迷すると利益が増えない
先に紹介したS&P500は、過去10年右肩上がりを形成していました。
しかし過去100年の単位で見ると、10年単位で指数が低迷していた時期があります。
かの有名な世界恐慌の折には、なんと指数が86%も下落しました。
僕たちが資産運用している間に、同じような暴落や長期低迷がやってくる可能性はあります。
その時に「いつかまた上昇するから」と積み立てを続けられるかどうか、よく考えておく必要があります。
いざ資産を使う時に暴落が重なる可能性がある
インデックス投資は数十年後の利益を最大化する手法だとお話しました。
例えば僕の場合は老後資金を確保するためにインデックス投資をおこなっています。
なのでいつかは、積み立てた資産を現金に替える必要があります。
しかしこの老後スタート時に暴落が重なってしまうと困ったことになります。
資産を一気に現金に替えるか、あるいは回復を待って少しずつ取り崩すか、状況によって戦略を考える必要があるでしょう。
まとめ
- インデックス投資とは指数と同じ値動きを目指す投資手法
- インデックス投資は投資信託やETFが一般的
- 長期積立投資ならアクティブファンドよりインデックスファンド
- 定期的な定額積立でドルコスト平均法を使えばリスクを最小に
- 手堅い手法だが、時間がかかり、暴落や不況時はリスクがある
僕は少し前まで全世界株式&債権に連動する投資信託をメインで積み立てていましたが、現在S&P500連動の投資信託に資産を組み替えています。
理由は、世界経済は結局アメリカに連動すると考えているのと、今後も波はありつつもアメリカ経済は成長し続けると考えているからです。
これが吉と出るか凶と出るか。
答えが出るのは数十年後です。
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