初心者のための暗号資産投資

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この記事で分かるのは▼

  • 初心者が今から暗号資産投資を始めるのは難しい理由
  • それでも興味がある人は購入して放置(ガチホ)するのがベター
  • ビットコイン積み立て・レンディング・ステーキングは比較的低リスク

こんにちは、BOBO(@BOBO08192729)です。

僕は投資を始めて8年ほど経ちますが、2017年末に仮想通貨数百万円分購入したことがあります。
しかしその直後仮想通貨全体が大暴落
大きな含み損を出したのをよく覚えています。

あまりの出来事に茫然自失となり、その後2021年まで取引所に預けたまま全ての仮想通貨をほったらかしにしていました。
幸いその後ビットコインを筆頭に仮想通貨は大きく値を上げ、今では大きな含み益が出ていますが、たった数年間での乱高下を目にして本当にリスキーな投資先なのだなと痛感しています。

暗号資産投資は上級者向け

その後日本では仮想通貨が暗号資産という呼称に変わりました。
金融庁が発表したのですが、これは通貨としてはまだ使えず、あくまで投資・投機のための資産という位置付けであるというメッセージですね。

通貨というより金融商品の一つと捉えたほうが良さそうですが、様々な理由によりいまだに暗号資産投資は初心者には難しいものになっています。

値動きが激しい

これは仮想通貨登場時から今日まで変わらない特徴です。
ビットコインだけを見ても一日で10%以上価格変動することも珍しくなく、今後価格が安定するのか、一体適正価格がどの辺なのか、見通しは立っていません。
資産に組み入れた場合、総資産に対する割合が大きいほど価格の乱高下に一喜一憂することになるでしょう。

利益計算が難しく税金が高い

暗号資産を取引した場合、どのタイミングでいくら利益確定するのかの計算が非常に複雑で面倒です。
細かく見ていくと税理士の間でも意見が分かれるケースがあるほどです。

また暗号資産で得た利益は雑所得扱いとなるため、他の投資で出た損失と通算することができません。
特に僕のような個人事業主の場合、本業の所得と合わせると税金が想定以上に高くなってしまいがちです。

手数料が高い

仮想通貨が生まれたときの触れ込みとして、「銀行間の送金と違って手数料が安い」というものがありました。

しかし仮想通貨の取引でも通貨を動かすたびに手数料が掛かります。
取引所間の移動、取引所からウォレットへの移動、異なる通貨への交換…あらゆるシーンで手数料が発生します。

この手数料は動かす通貨の種類や量によって変わりますし、後発の新しい通貨ほど安くなっている傾向があるので、取引内容によってはあまり問題にならない場合もあります。

暗号資産特有の仕組みや注意点が多い

既存の金融商品とは少し違う暗号資産特有の注意点が色々とあります。

例えば仮想通貨はアドレス(口座番号のようなもの)さえわかれば取引所間で通貨の移動を行うことができますし、ウォレットと呼ばれる個人用の財布アプリに入れておくこともできます。

この時、アドレスに間違いがあった場合は最悪通貨が失われることがあります。
日本円ではまずありえないことです。

まだまだ生まれて間もない技術なので、仕組みが洗練されていない部分があるのは否めません。

次々に新しい通貨、スキーム、トレンドが生まれる

暗号資産、ブロックチェーンは今大注目の技術なので、新しい仮想通貨が毎日のように生み出されています。
またその仮想通貨を利用したサービスや仕組みも無数に生まれています。

最近だとPlay to Earn(プレイ・トゥ・アーン)あたりが話題ですね。
ゲーム中で仮想通貨やNFTを手に入れることができ、それを換金することでゲームで遊んでお金を稼ぐことができるスキームです。
すでに物価の安い東南アジアではこれで生計を立てている人がいるとか。

直近だとAxie Infinityというゲームが多くのプレイヤー数を獲得し、関連する仮想通貨が大暴騰しました。

また会社が株式を上場させて資金調達するのと同じように、仮想通貨(トークン)を取引所に上場させて資金調達し様々なプロジェクトを立ち上げるIEOIDOも頻繁におこなわれています。
株式の世界でいうIPOのようなものですね。

歴史的に見れば暗号資産はまだまだ黎明期であり、こういった新しい仕組みがどんどん生まれてくるので、投資トレンドを追い中身を見極めるのはなかなか骨が折れそうです。

初心者の暗号資産投資は「ガチホ」が基本

それでも暗号資産に投資をしたいという人は、下記の点を念頭に置いた方がよいでしょう。
結論としては一度買ったら極力動かさない(ガチホ)が基本です。

実際、結果的に僕が最も利益を出しているのはこの方法です。

総資産に対する暗号資産の割合を低くする

暗号資産をいくら持つかではなく、総資産に対して何%かを気にするようにしましょう。
これによって暗号資産暴落時に、総資産が減る割合をコントロールすることができます。

暗号資産のボラティリティ(価格変化の大きさ)を考えると1桁%台、どんなに大きく見積もっても10%程度に抑えるのが懸命です。

投資するのは代表的な通貨に絞る

上記で新しい通貨が毎日のように生まれていると話しましたが、初心者が投資するのであればビットコインイーサリアムといった時価総額が大きい通貨に絞って投資し、今後のキャピタルゲインを期待するのが最も手堅い方法でしょう。

後発の通貨は新技術が使われていて魅力的に見えますが、数ある新興通貨の中でどれが値上がりしていくか、見極めるのは至難の業です。

また新興通貨は海外取引所でしか扱いがないことが多く、初心者には更にハードルが高くなります。

なるべく資産を動かさない

上記で話したとおり、仮想通貨は動かすたびに手数料がかかります。
特に時価総額が大きい有名通貨は使われている技術が古めなこともあるので、手数料が高くつく傾向があります。
(特にイーサリアムは最近手数料の高騰が問題になっており、数万円分の移動に数千円相当の手数料が掛かることもあります。今後のアップデートで解消される予定になっています)

あまりあちこち資金移動せずに、一度買った通貨は値上がりするまでできるだけ放置しておきましょう。

新しい投資先が次々生まれているが…

上記で話したようなPlay to earnやIEO・IDOなどの新しいスキームは一発当てれば大きな利益を得られる可能性は確かにあります。
しかしこういった登場したばかりのものに投資して先行者利益を得られるのは、ほんの一握りの幸運な挑戦者のみであるということは覚えておいてよいでしょう。

僕は実際にPlay to earnやIDO関係に試しにいくらか投資してみたのですが、やってみると様々な障壁や問題が見えてきました。
結論としてこれで儲けられるのはずっと前、最初期から投資している人だけという結論に至りました^^;
既に多額の資産を持っている人がより儲ける仕組みになっている、ということです。

比較的ローリスクな投資方法

それでも暗号資産に投資してみたいという人に、比較的ローリスクな投資方法をご紹介します。

ビットコイン積み立て

投資信託などと同じように、月々定額でビットコインに積み立て投資する方法です。

利点…ドルコスト平均法を用いた長期分散投資が可能。
欠点…国内取引所のビットコイン積立は現状全て販売所価格でおこなわれるため、手数料が非常に高い。

今後手数料を吹き飛ばせるほどにビットコインが値上がりすると信じられる人は選択肢に入るでしょう。

レンディング

個別株でいう貸株の仮想通貨版です。

所持している仮想通貨を取引所を通して貸し出すことで、1~5%程度の利息を受け取ることができます。

利点…仮想通貨を貸し出す手続きをするだけで手軽に利益が出せる。
欠点は…万が一レンディング中に取引所が倒産した場合貸していた仮想通貨は返ってこない。また国内取引所のレンディングは順番待ち状態で申込みをしてもなかなか貸し出しが始まらない。

レンディング自体は手軽なのですが、順番待ちで結局なかなか始められないのと、万が一の倒産リスクは存在します。

ステーキング

ステーキングは定期預金に利息がつくのとほぼ同じ仕組みです。
取引所やウォレットに一定期間以上通貨を預けておくだけで少しずつ利息が増えていきます。

ただし対応している通貨は限られています。
国内取扱通貨の中ではリスク(LISK)テゾス(XTZ)という仮想通貨が対応しており、今後のアップデートでイーサリアムも対応される予定です。
(ビットコインは対応していません)

利点…仮想通貨を預けておくだけで少しずつ増やせる。
欠点…対応通貨が限られるのと、通貨によっては定期預金と同じように一定期間引き出せなくなるものもある。またステーキングをおこなうためには海外取引所やステーキングプールにアクセスしなければならないことが多い。

利息収入なので大きく儲けることはできませんが、仮想通貨の投資手法の中では手軽で手堅い方法になります。

まとめ

  • 暗号資産投資は上級者向け、初心者には難しい
  • それでも暗号資産に投資するなら「ガチホ」が最も堅実
  • ビットコイン積み立て、レンディング、ステーキングなら比較的ローリスク

ここまで初心者を制するような書き方しておいて何ですが、個人的には暗号資産の世界が好きだったりしますw
ブロックチェーンという新しい技術によって今までとは全く違う何かが生まれる瞬間に立ち会ってるような気分になるんですよね。

とはいえ、まだまだ荒削りで危うい世界なのは確かです。
初心者の方は十分に知識を蓄えてから、少しずつ触れるようにしてください。

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