
こんにちは、BOBO(@BOBO08192729)です。
僕は以前、貴金属積立投資をしていたことがあります。
値動きがおとなしく、リスクが小さいため選んだ投資先です。
しかし、今はもうやっていません。
なぜやめたのか、そして投資初心者にとって貴金属積立は候補に入れていいものなのか、順番に見ていきましょう。
今回の記事の内容はこちら↓
貴金属積立投資とは
貴金属積立とは、金・銀・プラチナなどを月々定額分購入して蓄積していく投資です。
貴金属はリアルに場所をとるものなので、貴金属取扱会社や証券会社に保管をおまかせします。
会社によって異なりますが、購入時手数料や保管料が別途掛かります。
ちなみに、株や投資信託などの数字上で取引される資産を金融資産と呼び、それとは反対にモノとして存在している貴金属や不動産、美術品などを実物資産と呼びます。
長期で見ると金の価格は大きく上昇しており、銀も上昇、プラチナは横ばいとなっています。



貴金属積立のメリット・デメリット
メリット
値動きがおとなしい

貴金属は為替や株などより安定した価格を維持しています。
小さいながらも価格の上下はありますが、暴落に強い守りの資産と言えます。
円やドルと異なる値動きをすることが多い

過去の貴金属の価格推移を見ると、特に金は為替や株などの価格の上下とは異なる値動きをしてきた傾向があります。
(よくドルが下がると金が上がると言われます)
株価が暴落したときも貴金属は価格を維持してくれるので、分散投資を考えた場合選択肢の一つになります。
デメリット
株や投資信託のように資産が増えない

投資信託やETFであれば、適切なものに長期投資すれば複利の力で大きな利益を生み出すことができます。
一方貴金属は長期で見てもあまり利益が出ません。
これは投資信託と違い利息や配当がないため、貴金属自体の値上がりでしか利益が上がらないからです。
投資最大の目的である「増やす」には向かない金融商品といえます。
手数料が高い

上記で説明した通り、貴金属積立は実際の貴金属を委託会社に保管してもらうことになります。
重く大きい貴金属を保管しておくのは場所も取りますし、セキュリティにもコストが掛かります。
そのため購入時や保管している間の手数料がかなり高くなってしまいます。
貴金属積立は初心者があえて選ばなくてよい
僕は投資始めたての時期に「とにかくリスクが低いものを」と探した結果貴金属積立をはじめました。
貴金属の中でも多少分散しようと思い、金とプラチナを1万円ずつ積み立てていました。
しかし5年ほど積み立てたところで、並行して積み立てていた投資信託と比較してあまり利益が出ていないことに気がつきました。
今は積み立てをストップし、これまで積み立てた分のみを保管している状態です。
これから投資を始める方はとにもかくにも「資産を増やす」が目的だと思います。
そう考えると、貴金属積立は目的にそぐわない部分が大きいでしょう。
特に長期投資を考えるのであれば、複利がきかないのは致命的です。
むしろ、ある程度資産が増えてきてからリスクヘッジとして一部を貴金属に変えて持っておく、という使い方が良いのではないでしょうか。
資産が小さいうちは全世界株式や全米株式、S&P500といった優良な指数に連動した投資信託やETFの積立投資が、まずはベターな選択ですね。
まとめ
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貴金属積立投資とは、金・銀・プラチナ等を積立する実物投資のひとつ
- 値動きが小さく安定しているが、増えにくく、手数料が高い
- 初心者は貴金属積立より優良指数に連動する投資信託やETFがオススメ
金といえば中東の女性がヒジャブの下に金の装飾品をジャラジャラ着けているイメージがありますよね。
あれは情勢が不安定な中東では金アクセサリーを身に付けたまますぐ逃げることができ、避難先で換金もしやすいからなのだそうです。
日本では考えられない理由ですね・・・
今となっては僕は貴金属積立をやめてしまいましたが、自分なりに考えて選んだ投資方法なので後悔はありません。
そういう投資先もあるという勉強になりましたし、これまで積み立てた分は分散投資の一貫で持ち続けています。
SBI証券なら金・銀・プラチナの保管料無料なので、ただ持ち続けるだけなら手数料が掛からず助かっています。
皆さんもご自身のリスク許容度に合った投資先を選んでみてください。
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