民藝の100年展に行ってきました

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こんにちは、BOBOです。
週末に東京国立近代美術館で開催されている民藝の100年展に行ってきました。

[公式]柳宗悦没後60年記念展「民藝の100年」@東京国立近代美術館

1900年代初頭から現在に至るまで、思想家・柳宗悦(やなぎ むねよし)の半生とあわせて民芸品の歴史を辿っていくという趣向でした。

ちなみに宗悦の息子さんの柳宗理氏は、インダストリアルデザイナーとして雑貨などのデザインを手がけられていました。
この方が手掛けたザルとボールを偶然我が家でも愛用していました。
繋ぎ目がないから衛生的で、見た目もスッキリしててかっこいいです。
(結構お高いですが・・・)


民芸とは、人々が普段遣いする日用品のデザインと言い換えてもいいかもしれません。
特別な美術品ではなく、ある土地で日々使うもののデザインが他所から見ると奇抜だったり面白かったりする、というのは今でもありますよね。

個人的に面白かったのは、数年前に足を運んだ伝統工芸品の美術展と綺麗な対比になっていた点(六本木でやってた気がする)

民芸品=民衆的でおおらかなデザインの日用品
伝統工芸品=職人が作り上げた緻密で高級な一点物

といった感じ。
でも実際のところは、民芸品と工芸品に明確な区別はないそうです。

あとなるほどと思ったのが、高度成長期に地方の民芸職人が大企業にヘッドハントされて、ポスターやパッケージデザイナーの一角を担っていたという話。
あの時期の商品パッケージって一種独特なレトロ感と言うか、共通したテイストがあると思っていたけど、民芸という共通項があったからなのかもしれません。

2022/2/13まで開催しているので、気になった方はぜひ。

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