楽天銀行&楽天証券が大幅改悪!

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この記事で分かるのは▼

  • 楽天銀行の改悪内容
  • 楽天証券の改悪内容
  • 今後取るべき対応と僕の考え
楽天銀行・楽天証券改悪の衝撃!

こんにちは、BOBO(@BOBO08192729)です。

年の瀬も迫る12/27、楽天から楽天銀行と楽天証券のサービス内容改定に関するプレスリリースがありました。

もう色々な方が言及されている件ですが、視点は1つでも多いほうがいいだろうということで、自分でも内容をまとめつつ個人的な考えを添えてみたいと思います。

(自分がこのリリースの数日前に楽天銀行と楽天証券へ移行したところだったので個人的には大ダメージです…涙)

楽天銀行の改悪内容

楽天銀行は来年4月から、マネーブリッジ設定時の預金金利が変更されます。

改定前
楽天銀行と楽天証券の間でマネーブリッジを設定すると、楽天銀行の普通預金の金利が0.1%になる

改定後
楽天銀行と楽天証券の間でマネーブリッジを設定すると、楽天銀行の普通預金300万円までは金利0.1%になり、300万以上の部分は0.04%になる

これまでは楽天銀行と楽天証券を両方利用している人は、一度マネーブリッジを設定するだけで楽天銀行の普通預金に金利0.1%が適用されていました。

マネーブリッジとは楽天銀行→楽天証券へ自動で送金をおこなってくれるサービスで、無料で誰でも利用可能です。

改定後は0.1%が適用されるのは300万円までとなり、それ以上の部分は0.04%になってしまいます。

楽天証券の改悪内容

楽天証券も同じく来年4月から、ハッピープログラムによる楽天ポイント付与方法が変更されます。

改定前
楽天銀行でハッピープログラムに参加すると、楽天証券で保有している投資信託残高10万円ごとに3~10Pの楽天ポイントが毎月付与される

改定後
楽天銀行でハッピープログラムに参加すると、楽天証券で保有している投資信託残高が一定額を超えた時に100~500Pの楽天ポイントが一度だけ付与される

これまではハッピープログラムという楽天銀行のサービスに参加することで、楽天証券で保有している投資信託10万円ごとに3~10Pの楽天ポイント毎月もらえました。

改定後は投資信託の保有総額が一定のラインを超えるたびに、その都度一度だけポイントが付与されることになります(※一部対象外銘柄あり)

引用:楽天銀行HP

改定後のポイント付与は10万円~2,000万円までの間に計11回、合計2,090Pです。
ポイント付与が一度だけなのでこれ以上はもらえません。

これまでポイントが月々いくら貰えていたかは保有している投信の総額や銘柄によるので一概には言えませんが、例えば投資信託を1,000万円保有している人が10万につき10Pもらえていた場合、月々100P、年間で1,200P貯まっていたことになります。

保有している投資信託の額が大きいほど、またこの先保有期間が長い人ほど、今後付与されるポイントの見込みが少なくなってしまうでしょう。

今後取るべき対応

別サービスへの以降も?

楽天銀行利用者

まず楽天銀行の預金金利の変更ですが、今回の改定で損をするのは預金残高300万円以上の人のみです。

もし楽天銀行口座を普段使いしている人であれば、常に残高が300万円を超えているという人は少ないと思います。

逆に楽天銀行を資金プール用に使っていて、残高が常に300万円を超えているという方は以前より付与される利息が減るでしょう。

とはいえ、それでも主なメガバンクの普通預金金利が0.001%であることを考えると、300万円以上の金利0.04%というのも俯瞰で見ればまだまだおトクであるという見方もできます。

もし預金金利をできるだけ高い状態に維持したいのであれば、あおぞら銀行BANK支店auじぶん銀行は普通預金金利0.2%ですので、300万円を超える部分はそちらへ移すというのも選択肢になるでしょう。

  • あおぞら銀行BANK支店…無条件で誰でも金利0.2%。GMOあおぞらネット銀行は別物なので注意
  • auじぶん銀行…au経済圏の複数サービスと連携すれば金利0.2%達成可能

楽天証券利用者

次に楽天証券の投信に対するポイント付与ルール変更。
こちらが影響あるのは楽天証券で投資信託を保有している人です。

これまで毎月貰えていたものが一度きりになるので、保有額が大きい人ほどもらえるPの見込みがかなり減ることになります。

考えられる対応としては、SBI証券マネックス証券でも毎月ポイントが付与される似たようなサービスを提供しているので、ポイントの還元率だけを考えればそちらへ投信を移管するというのはアリです。
(ちなみにSBIではTポイントorPontaポイント、マネックスでは独自のマネックスポイントが貯まる仕組み)

ただ移管した先のサービス水準が今のまま維持され続けるとは限りませんし、移管には手間と時間、そして手数料もかかりますので、そのコストに見合う恩恵が受けられるかはよく考えた方がよいでしょう。

ちなみに現在、SBI証券は自社への投資信託の移管手数料を負担してくれるサービス「投資信託出庫手数料全額キャッシュバックキャンペーン」を展開しています。

投資信託入庫プログラム概要

ここぞとばかりに顧客を取り込もうと手を打っていますね笑

BOBOの対応

冒頭で話したように、ちょうど楽天経済圏への移行中にこのニュースが飛び込んできて大変萎えております…笑

まず楽天銀行は、普段使いなので残高が300万を超えることは滅多にないと判断し今後も使い続ける予定です。

次に楽天証券については、つい先日SBI証券から資産を移したばかりなのと、楽天カードでの投信積み立てによるポイント付与は引き続き維持されるので、今のところ他社へ投信を移管する予定はありません。

また付与されるポイントはなんだかんだ楽天ポイントが最も便利なのでそこも大きいですね。
楽天カード積み立てへのポイント付与がなくなったらさすがに対応を考えますが、今のところは予定通り楽天経済圏への移行を進めるつもりです。

まとめ

  • 楽天銀行は普通預金金利の優遇が改悪

  • 楽天証券は投信保有額に対するP付与が毎月→一度きりに改悪

  • 上記のデメリットと他銀行・証券へ移るコストを天秤にかけて判断

  • BOBOは楽天経済圏に残留してしばらく様子見の予定

といった現状になります。

ちなみにこの記事を書いているちょうど最中に、改悪ニュース前に申し込んだ楽天銀行のデビットカードが郵送で届きました…^^;笑

何とも複雑な気持ちですが、そもそも金利やポイント付与はあくまで付帯サービス。
本題である本業の事業所得と投資による金融所得を最大化できるように来年も頑張りたいと思います。

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